山中温泉

渓流のせせらぎが響く九谷焼発祥の地

渓流の景勝地・鶴仙渓に沿うように広がり、俳人松尾芭蕉をはじめ、多くの文人墨客を迎え入れてきた名湯。九谷焼発祥の地としても知られ、大聖寺川を13kmほど遡った山深い場所に古九谷窯跡が残されている。

旅のアドバイス
古九谷窯址へは温泉街から車で約20分かかるので余裕をもったプランニングを。鶴仙渓遊歩道は往復約1時間、起伏に富んだコースなので歩きやすい靴を履いていこう。
「古九谷窯址」・九谷磁器窯跡 「古九谷窯址」・九谷磁器窯跡

およそ350年前、大聖寺藩初代藩主・前田利治が山深い九谷村に窯を開いたことが九谷焼の始まり。現在その跡地には石碑が立てられ、古九谷窯跡は九谷磁器窯跡として国の指定史跡になっている。

TEL 0761-78-0330(山中温泉観光協会)
加賀市山中温泉九谷町/見学自由

kaga style きぬや kaga style きぬや

1階は九谷焼のショップ&カフェ(0761-78-2078、8〜18時、無休)、2階の工房では制作体験(要予約)ができる。電動ロクロ挽きは3000円、上絵付けは2500円〜でいずれも所要約1時間。

TEL 0761-78-8078/加賀市山中温泉東町1-マ22
10〜12時、13〜17時/水・木・金曜休

いずも堂 いずも堂

「日常遣いができる、上質なもの」という条件でオーナーがセレクトした九谷焼や漆器が並び、すべて南加賀に活動拠点を置く作家の作品。喫茶コーナーもあるのでコーヒーでも飲みながら器の良さを実感したい。

TEL 0761-78-0102/加賀市山中温泉南町ニの17
9〜19時/火曜休

鶴仙渓 鶴仙渓

温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷。上流の「こおろぎ橋」から「あやとりはし」、「黒谷橋」をめぐる約1.3kmの風光明媚な遊歩道が整備されている。途中、ゆかりの俳人松尾芭蕉を祀った芭蕉堂も立つ。

TEL 0761-78-0330(山中温泉観光協会)
加賀市山中温泉/見学自由

無限庵 無限庵

加賀藩家老横山家の書院を金沢から移築した建物で、古九谷、加賀蒔絵、尾形光琳の扇といった古美術品が鑑賞できる。武家邸宅書院の伝統を継承した貴重な遺構として、県の文化財に指定。

TEL 0761-78-0160/加賀市山中温泉下谷町ロ6
入館500円/8時30分〜18時(入館〜17時)/不定休

山中座 山中座

共同浴場である菊の湯(女湯)と芸能ホールが併設、「山中節」の唄と踊りが鑑賞できる。ロビーに足を踏み入れたら、まずは天井を見上げてほしい。蒔絵が施された豪華な格天井があり、圧巻の美しさ。

TEL 0761-78-5523/加賀市山中温泉薬師町ム1
舞鑑賞700円/舞鑑賞は土・日曜、祝日の15時30分〜16時30分に上演/無休

総湯 菊の湯 総湯 菊の湯

山中の総湯(共同浴場)は男女別の建物。女湯は山中座に併設され、滝を配した中庭を眺めながら温泉が楽しめる。男湯は女湯から歩いてすぐの場所にあり、天平風の建物が目印。

TEL 0761-78-1370/女湯は加賀市山中温泉薬師町ム1/入浴370円/7〜22時/無休

ゆげ街道 ゆげ街道

温泉の祖・長谷部神社界隈に広がる町並みは通称「ゆげ街道」。酒店やカフェ、九谷焼や山中漆器を扱うギャラリーなどが連なり、そぞろ歩きが楽しい。途中、ゆげ地蔵さんがいておみくじもあるのでぜひ。

TEL 0761-78-0330(山中温泉観光協会)

山中温泉までのアクセス

山中温泉マップ

◆電車&バス

JR加賀温泉駅から加賀温泉バスを利用。山中温泉行きで山中温泉バスターミナル下車。

加賀めぐりには、JR加賀温泉駅を起点に観光スポットをめぐる周遊バスCANBUS(キャン・バス)が便利。

◆車

加賀ICから山中まで約12.5km

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